常任委/補正予算/人口ビジョン、住宅無償提供打ち切り、全基廃炉、マイナンバーなど

150625企画

企画環境常任委員会でした。

初日のきょうは、企画調整部・避難地域復興局・原子力損害対策担当・文化スポーツ局の審査です。

6月補正予算では、避難地域12市町村が計画している復興拠点づくり推進の15億円、沿岸部での風力発電事業適地選定事業7,000万円の内容をただしました。

一般的事項では、秋口まで策定予定の「人口ビジョン」における人口目標と政策的根拠の考え方、今月15日に県が発表した自主避難者への住宅無償提供打ち切り決定後の問い合わせの件数や内容・対応、国の「改定復興指針」で避難指示を解除するとされる今後2年間の県としての点検・検証などの対応としくみづくり、原発事故による被害が、実害であるにもかかわらずうずもれてしまっているものを表に出すことを含め、被害の実相全体を明らかにする責任が県にあること、などを質疑。

また、原発の電源構成比率を2030年時点で20~22%にする政府の考えに対し、県内原発全基廃炉を求める県としての態度、「ネットに接続している限り、漏えいリスクがあり、次つぎと出てくるウイルス対応には追い付かないのが現状」のもとでのマイナンバー制度へのシステム・運用上の安全性問題についてもただしました。

150625避難者支援 (1)

委員会を前後し、控室に執行部に来てもらって説明を受けたり、委員会準備をしたり。

150625委員会質疑準備

一般質問2日目/避難者支援課など/マスコミ県政新任者/委員会審議準備も

150624知事

一般質問2日目は、自民、民主・県民連合、自民、公明、無所属の5人が質問しました。

民主会派は福島県議会唯一の社民党議員でした。安倍政権の「骨太の方針」案、新しい介護予防・日常生活支援総合事業・職員の人事評価制度については共感できる質問なのですが、再質問をしてしかるべき答弁なのに、一つも再質問はしませんでした。

150624本会議場

ほかの議員も、地元の要望を受けた無難な質問を含め、執行部をきびしく問う質問はなく、再質問もありませんでした。

本会議を前後し、避難者支援課・市町村行政課から話を聞いたり、マスコミの県政新任者のあいさつを受けてしばし懇談の時間をもったり。

あしたからの常任委員会での質疑の準備にも時間が必要でした。

150623あべ傍聴あいさつ

これはきのうのあべさんの質問傍聴のみなさんへのあいさつの様子。

代表質問2日目/あまりに無難/マイナンバー・教育庁/憲法上の主権者/高齢福祉課、地域医療化と

代表質問2日目は自民党、民主・県民連合の2人です。

まぁ、なんというか、県政全般にわたり、わかっていることを中心にあまりに無難に、といった印象の質問です。

民主・県民連合は、いわき市選出の元社民党で今は無所属、会派の役員を務める長老・ベテラン議員です。私にはとても理解しがたい立ち位置にいます。

安保法制問題で語った「所信」は国民多数の意見ですが、知事に見解を問うことはありませんでした。

150619情報政策課

この本会議に先立ち、私は控室で、情報政策課職員からマイナンバーの件で先日に引き続き、県としてのとりくみ状況の説明を受けました。

「現時点でできる対応の準備に怠りはないが、100%ということはない」という話で、また委員会で話を聞かせてください、ということにしました。

150613かけはしバラ

教育庁職員が別の議員の要請で来てくれていたので、呼び止めて、18歳選挙権行使にかかわり、学校現場での教師・生徒のありようについて意見交換。

政治のあり方を決める主権者国民に「中立」はあり得ない憲法上の要請について、現時点での法制度上の確認しうる出発点となる文書の提供を求めました。

本会議後も、高齢福祉課、地域医療課にあれこれと気になっていることについて相談です。

150619

各派交渉会/代表質問に宮川さん/福島復興指針の認識かい離/憲法遵守義務の放棄

午前中、新議長が決まったことにより、新議長が所属していた常任委員会、特別委員会などの委員辞任、議場議席変更を協議・確認する各派交渉会がありました。

きょう、あすと交渉4会派による代表質問です。

きょうはふくしま未来ネットと共産党。

150618宮川質問

共産党は宮川えみ子さんが登壇しました。

安保法制や改定福島復興指針に関する知事認識からマイナンバー、なりすまし詐欺対策、イノシシ問題まで、30分間で33問です。

復興指針に関しては、知事は「国が、福島復興に取り組む姿勢を表したもの」とずいぶんな評価ですが、福島切り捨て加速化指針にみえる私たちとはずいぶんなかい離です。

150618宮川再質問

地方自治体と住民が、法制度上も巻き込まれかねない安保法制について、政治家・知事としての主体的認識を示しもしないのは、憲法遵守義務の放棄と言わざるを得ません。

再質問・再々質問への答弁も、知事・部長は最初の答弁から踏み込むことはありませんでした。

150618あべ質問検討

本会議後は、来週のあべさんの一般質問に関して検討です。

エネルギー課・地域医療課/総代会へ

きょうは議案調査のための休会日。

控室では、あした午後2時ごろから代表質問する宮川さんの「質問とり」は「仕上げ」、来週23日(火)午後3時ごろから一般質問するあべさんの「質問とり」が本格化です。

150617エネ課

私はそのわきで、エネルギー課から、先日に引き続き、福島県のおもに震災後のエネルギー政策について追加の説明を受けました。

150617地域医療課

地域医療課からは、政府がきのう発表した2025年の病床数の「適正数」推計について、その会議に提出され、ホームページにアップされている資料に基づいて説明を受けました。

150617国保課

また、21日には浜通り医療生協総代会が予定されていて、医療保険制度改革関連法など安倍医療改革について語ろうとも思っていて、2人が国保課から話を聞いているわきでちょっと準備。

6月議会開会/議長選挙/知事所信/病院局・避難者支援課

150616議長選

6月定例県議会が開会しました。7月1日までの16日間の会期です。

新年度になって最初の議会なので、4月1日からの副知事や教育委員、総務部長など90人の新任者のひとことあいさつがありました。

また、議長が会津若松市長選に出馬することで先月末に辞職したため、議長選挙がありました。

私たちは、議長・副議長を同一会派が独占することには反対で、神山団長に投票。

結果、自民党の斎藤勝利議員52票、神山さんは5票でした。

150616議長選開票立会

4人の開票立会人の1人を務めました。

その後、知事による所信と議案説明がありました。

「原子力災害の影響が広範囲、長期的に及ぶ福島県の特殊性」「困難な課題は山積」などの言葉はありますが、加害者である国の責任を果たさせる強い意志が感じられません。

今年度中に策定する「地域医療構想」について、「効率的で質の高い医療提供体制の構築」と、医療・介護総合法の建前の言葉を言うだけなのにはがっかりです。だいたい、「効率的」にせよ「質の高い」にせよ、保険医療の内容も対象もしぼりにしぼるという意味合いで、憲法25条に基づく「いつでも、どこでも、だれにでも、費用の心配なくかかれる」国民皆保険医療の考えとは対極にあります。

150616病院局

本会議を前に、病院局から、今年度中に楢葉町に開所予定の県立診療所の施設整備事業者がきのう決定したことの報告を受けました。

150616避難者支援課

また、避難者支援課からは、やはりきのう、「新生ふくしま復興推進本部会議」で確認された、仮設・借上げ住宅の供与期間を2017年3月までの延長に国の同意が得られたこと、避難指示区域以外の避難者に対する災害救助法に基づく応急救助から、新たに「検討を進める施策」に移行することの説明を受けました。

きょうは議会に請願にみえた各団体のみなさんが各会派に紹介議員の要請に回ったこともあり、夕刻5時の締め切りまで、にぎやかでした。

2月議会最終日に討論/「すべて正しい」と他会派議員

150320討論2

33日間の会期の2月予算議会も最終日となり、予算案始め知事提出の123議案と追加2議案、議員提出(意見書)の17議案、請願6件、また議会関係の議員提案の条例改定3件の採択があり、私が討論に立ちました。

私たちが反対したのは予算と教員定数「削減」条例の2件。ほかには賛成しました。

150320討論・議場2

予算に対しては、推進すべき必要な事業は少なくないものの、避難者すべてに対して生活を成り立たせる施策、戻りたくても戻れない人たちの住まいの確保、就労不能損害賠償を国と東電の勝手で打ち切られた人たちの生活再建施策、国による社会保障費削減という悪政から県民の暮らしを具体的に守る施策、医療・介護の現場で働き続けられる、賃金を含めた条件整備、米価下落や風評被害から家族農家を支える施策など、被災県民の切実な声に応える予算という点では不十分、という理由で反対です。

なにより重大なのは、「全国の原発を再稼働しないよう求める意見書」「集団的自衛権行使容認の閣議決定を撤回し立法化をしないことを求める意見書」「政党助成金の廃止を求める意見書」「労働時間の規制強化と安定雇用の確立を求める意見書」が、自民党、民主・県民連合(1人の社民党議員、元社民党のいわき選出の無所属議員1人含む)、未来ネット、公明が反対し、否決されたことです。

私は、怒りを込めて演壇から、すべての県民に語りかける思いで訴えました。

150320採択

本会議後、他会派の議員から、「討論には感動した」、「討論の内容はすべて正しい。ところが行動に表わせない」と。いったい、何のための議員なのか、そしてこんな県議会でいいのか、とつくづく感じます。

この結果を県民のみなさんに知らせ、共産党の議員をふやすことの重要な意味・意義を伝える重要性をあらためて知らされるのです。

総括2日目/常任委採択、再稼働反対は賛成1人

150319再稼働反対賛成 【全国の原発再稼働反対請願・意見書に起立賛成したのは私1人】

総括審査会2日目は、自民19分、民主・県民連合23分、昼食をはさみ、自民18分、公明16分、福島・みどりの風14分、無所属2分の順でした。

自民の委員は知事に対するあらためての新年度所感、生活困窮者対策、子ども・若者の育成、福島の今を伝える情報発信、火山防災対策などについて。

社民党を離れ、いまは無所属となっている民主・県民連合の委員は、国勢調査のこと、福島第二原発廃炉への県の姿勢、除染・汚染水対策などについて。

公明の委員は、福島の復興へ向けた「すべての道は2020年へ」と、だいぶ違うんじゃないかと思いますが、県民運動推進を勧めたり、戦後70年の今年、知事が広島・長崎・沖縄のいずれかを訪問し、平和と復興支援への感謝を伝えること、「心の復興」についてただす場面がありました。

みどりの風は、知事が言う「現場主義」の徹底、県としての復興とりくみ状況の周知や記録誌について、国民保護法による県としての積極的とりくみまで聞いていました。

150319予算案反対

審査会後は各常任委員会が開かれ、これまでの審議を受け、議案の採択でした。

一般会計予算の委員会所管分は反対し、全国の原発を再稼働しないよう求める請願・意見書に賛成したのは私一人でした。

総括審査会初日/再稼働に異議を明言しない知事

150318総括1

きょう、あすと、1問1答方式による総括審査会審査での質問です。

会派の議席数に応じて質問時間が配分され、配分された時間を各会派内で議員で分担します。といっても、会派内で配分できるのは、福島県議会では残念ながら、自民党と民主・県民連合の2会派です。

きょうの質疑は自民19分、民主・県民連合23分、共産30分、未来ネット30分、自民19分の順でした。

150318総括2

共産党は神山悦子団長が質問に立ちました。

福島第一原発の汚染水漏れ対応、同じく排気筒老朽化対策対応、原発労働者死亡事故問題と処遇、原子力損害賠償、中間貯蔵施設問題と除染、避難者の生活支援、子育て支援、教育行政についてただしました。

150318総括3

原発再稼働と福島切り捨てが「原発は重要なベースロード電源」として原発を推進する政府の立場と表裏一体なのですが、知事は全国の原発再稼働に対する異議を明言しない立場を維持し続けています。

「放射能で海を汚さない」とする立場に県は立っているのかは、担当部長の答弁では疑問です。

特別委/活発な質疑/原稿書き

150317特別委

子どもの未来創造対策特別委員会でした。

昨年12月に特別委として知事あてに要請した項目に関し、保健福祉部長、子育て支援担当理事、教育長がその対応状況、来年度から5か年の「ふくしま新生子ども夢プラン」(案)について子育て支援課長から、それぞれ説明後、質疑し、これまでの調査を受けた総括審議もしました。

私からは、「プラン」のポイントとされている「震災からの復興のため、子どもや若者のアイディアをまちづくりに活用するなど、ふくしまの未来を担う『子どもの参画』の推進」の具体的進め方、知事要請対応で保健福祉部長・教育長から別々に説明があった「健康・体力の増進」の相互の関連、男女の出会いの場づくりにかかわって、少子化の大きな要因が若者の非正規労働・長時間労働が背景にあり、その対応の考え方、また、「子ども被災者支援法」の機能不全の要因の一つに、施策を主導すべき立場の福島県が消極的であると指摘があることに対する県としての姿勢をただしました。

150317特別委2

ほかの委員から、「プラン」に盛り込まれている「目標」指標に、「上昇をめざす」「増加をめざす」「適切に対応する」とされている項目のこと、ホームページアクセス数や一人当たり都市公園面積の妥当性、「食べる力」の表現について、高齢者施設などでの高齢者と子どものふれあいの場づくり、子育てと社会参加の両立のための環境づくり、保育所入所待機児童数解消のとりくみ、男女の出会いの場づくり、子どもの肥満傾向対策、「不登校」「いじめ」の実態把握と解消策、新設される「子ども未来局」における教育的視点・子どもの参画の視点でのとりくみなどについて、活発な質疑でした。

150317討論原稿

控室にもどってからは、知事提出議案・議員提出議案(意見書)に関する討論原稿準備です。