樋口陽一さん/「政治主導」/「国民の意思」

「朝日新聞」(5月19日付け社会面13版)に、憲法学者の樋口陽一さんのインタビュー記事が載っていました。

樋口さんは、先月亡くなった井上ひさしさんと高校時代からの友人。井上さんの1981年のベストセラー「吉里吉里人」に憲法の考えが反映されていることに触れつつ、「人々が国家をつくり、権力を預ける。しかし勝手なことをさせないように憲法で縛る。それが近代憲法の考え」「政治主導とはつまり、選挙での多数派がすべてを決めて良いという考えです。そうあってはならぬというのが人類社会の知恵です」。

そしたら翌日の地元紙の投書欄にこんな意見がありました。

「大多数の国民が投票した政権が沖縄の負担軽減のために、一部負担をお願いしたいとしている以上…住民の意思とかかわりなく強行すべき…国民の意思が住民によって無視されるなら、民主国家でない」。

樋口さんの考えと対極にあると受け止めましたがしかし、こうした考えは、長年の自民党政治のもとで、「おカミのすることだから」「けっきょく何も変わらない」といったバリエーションがあっても、国民のなかに「定着」してはいないでしょうか?

私は、現行憲法を国民的規模で選び直す作業によって、こうした考えを乗り越える時期に入っていると思います。

あたたかい声援/「いい話」/若いお母さん/「あきれてる」

金曜日朝は、三方向からの車が交差するバイパスの昇降口での定時定点の街宣。

連日、それぞれの地域の後援会員が旗持ちに出てきてくれ、ほんとうにありがたいばかりです。通勤されるみなさんからの声援もあたたかい。

午前中は小名浜地域の8か所の街頭から訴え。3か所の公園にはゲートボールをしたり、子ども連れで遊びに来ていたり。みなさんに聞いていただきました。

ある場所では最初から最後まで聞きに出てきてくれるかた。「いい話だった、応援してるよ」と声を毛ていただきました。

午後も小名浜地域3か所で。ある公園では聞いていただいていた10人ほどのみなさんと対話。「福祉では共産党がいちばんだと思っている」という高齢者、「安心してあずけられる保育と安心して子育てできる政治にして」と若いお母さんたち。

別の公園では、お孫さんと遊ぶおばあさんが両手を振っての声援、また別なかたが話し終えると拍手。宣伝カーを5~6人の子どもたちが取り囲み、話し終えると握手攻めにあいました。

ある子は、「お母さんが、今の首相にはあきれてる、と言ってるよ」と教えてくれました。

新聞配達/定時定点/メタボ健診/長生き小太り

朝4時半に起きて「しんぶん赤旗」日刊紙を配達し、きょうは8時前に終える「定時定点」の街宣。雨降りでしたが、地元の後援会員はレインコートを着込んで旗持ちに出てきてくれました。

車の助手席から腕がはちきれんばかりに手を振っていただくかた、ほんとうにありがとうございます。

きょうは自宅の都市ガス警報装置リース更新契約と、私の自動車運転免許証更新手続き。後日、更新時講習を受けることになります。

話変わって「メタボ健診」。内臓脂肪症候群対策に特化した「特定健診・特定保健指導」が始まって3年目に入っています。

健診の目的を住民の健康増進から医療費削減にした「小泉医療構造改革」によるものが続いているのです。

国基準の検査項目が減らされたので、自治体によりますが、検査項目が減り、受診率も低迷です。

いろいろ問題がありすぎますが、メタボ健診の第一の振り分けの基準のひとつがBMI(体格指数=体重kg÷身長m÷身長m)25以上という数値。

東海大学の大櫛陽一教授が神奈川県伊勢原市の40歳以上の住民2万2000人を平均7年間追跡調査したところ、BMIが25~26.9の人の死亡率がもっとも低く、18.5未満(やせ)がもっとも死亡率が高い、という結果でした。

大櫛さんは、「欧米ではBMI25~29.5は正常高値、30以上を肥満といいます。30少し手前の小太りがもっとも長生きというのが常識なのです」(「しんぶん赤旗」4月20日)と話していますが、このことを耳にしている人はけっこう多いのではないでしょうか。

科学的根拠に基づき、早期発見・早期診断・早期治療のための健診にもどすべきではないでしょうか。医療費削減のための「健診」など、もってのほかだと思います。

いわぶちキャラバン/ばったり出会い/つどい/訪問

朝は福島高専近くの道路沿いで定時定点。

「右翼」車がスピードを落としてジロッ、とにらんでいきました。すれ違う車から手を振って激励していただくかたが多いこと。

参院選福島選挙区予定候補のいわぶち友さんの第二次全県キャラバンがきのうから始まっていて、夕刻に常磐地域に入り、きょうは朝から内郷での行動。

午前10時に私も合流し、いっしょにスーパー前で訴え。

駐車場からの注目度は、これまでの選挙とはずいぶんと違う感触です。

その後は別べつに街頭宣伝。私は内郷駅を取り囲むように5か所の街頭から。父親が私の母親と職場がいっしょで、今は私の中学・高校の同級生と同じ職場で働いているかたとばったり会ったり、話し始めると最後まで聞いてくださり、拍手をいただいたり。

昼食後は、国宝白水阿弥陀堂にいちばん近い集会所で「党と語るつどい」。いわぶち予定候補、みぞぐち民子市議といっしょにお話しました。

夕刻には、四倉地域の後援会員のお知り合い宅を訪問。彼といっしょに歩くのは私は初めてでした。別のかたと訪問したこともあるお宅もあれば、私の中学同級生や高校同級生とつながりがあるお宅もあり、話がはずみました。

街宣・街宣/訪問/著名人への批判の声

8時をはさむ「定時定点」はかつて小名浜生協病院があった場所。

病院職員後援会員と小名浜地域後援会員の2人が旗持ちに出てきてくれました。

午前中は草野地域で後援会員といっしょに6か所の街頭から訴え。ちょっと前に、ポスター掲示をお願いに回ったところ、「なんだ、元気な共産党の姿はどうした」といわれた農村地域から始めました。

田んぼで農作業をする人が多い日で、田んぼから手を振ってくれる人、家の庭から手を振ってくれる人、耕運機から手を振ってくれる人、ほんとうにありがとうございます。お店の前ではお茶の差し入れまでいただきました。

午後は渡辺ひろゆき市議と平北部地域の後援会員のみなさんと、渡辺市議の地元・赤井地域6か所の街頭から訴えました。

「話していたことはそのとおり。民主党政権は自民党よりひどいと家族でも話している。1日50万円の子ども手当てをもらっていて、そんなことは知らなかったという首相、高慢ちきな幹事長がテレビに映るとチャンネルを変える」と、わざわざ言いに来てくれるかたがいました。

午後5時からは私が住む住宅の隣り街の団地後援会員と訪問。民主党の公約破りへの怒りはただものではない広がりを感じます。選挙のことでうかがうのは初めてのお宅がほとんどだったのですが、共産党支持者宅へのごあいさつまわりの様相でした。

著名人擁立への批判はかなり強いです。「国民をバカにしている」と強い口調で怒りをぷつけるかたもいらっしゃいました。

候補者選び/読者の投稿/つい感心

訪問して話を聞くと、近づく参院選での政党の候補者選びへの疑問や批判が相次ぎます。立候補は自由ですが、もっともなご意見に私も納得してしまいます。

私が購読しているここ数日の全国紙と地方紙の読者の投稿欄に目を通してみました。

「政治とは無縁の社会における活動を続けながら国会議員の仕事に就くなどということがあれば、心ある国民は、政治とはそんなに軽いものなのかという思いを深くする」(14日付全国紙)

「票集めのお飾り、客寄せパンダなどと、あなたが呼ばれたら、私は悲しくてたまらない」(15日付全国紙)

「このような人選からしても、公党の中枢にいる人と国民の感覚に大きなズレが生じている…人選にも良識が働くべきなのに、国民を愚弄する人選」(17日付全国紙)

「政治の本質を考えない、ただ顔や名が売れていればよいという、実に安直な候補者選び…二足のわらじをはいた新参者に、何ができるのであろうか。莫大な歳費を受け取るぐらい」(17日付地方紙)

著名人が各党の候補として名前があがった頃から、対話して歩くみなさんの声はだいたいこれらの意見です。

読者の声を選択する新聞社もたいしたもんだなぁ、とつい感心しました。

街宣/訪問/散歩

きょうは一日、医療生協職員後援会と行動しました。

午前中は小名浜地域の6か所の街頭から訴え。

公園で聞いてくれていた3世代のおばあさんが話し終えるや拍手し、お孫さんとお母さんにも拍手を促す様子です。

ある団地で話し終えて移動し始めたら、家から出てくるかたが拍手で送り出してくれました。

街道沿いでは少なくないドライバーや助手席からの声援。

政治を国民本位に変えてほしい、という願いが共産党に寄せられていることを感じます。問題は、私たちがこうして訴えて歩いている先だけにとどまっているかもしれないことです。

午後は医療生協のつながりでお世話になっているかたがたを訪問。

「民主党にはあきれた、自民党は論外、どうしたらいいのかみんな迷っている」というかた、「共産党が言っているとおり、がんばってほしい」、「『かけはし』を読んで、あつしパパが走り回る様子を知ってるよ」と、激励されました。

日が長くなり、夕刻は久しぶりにペロと小一時間の散歩。新緑のこの時期、やっぱり気持ちがいいですね。ペロの表情もそんな感じ。

かけはし/憲法街宣/女性のつどい/友さんと

朝8時から、通信「かけはし」、「赤旗」5月号外、それに参院福島選挙区予定候補のいわぶち友さんのリーフレットを3点セットにしてご近所230軒あまりに配布しました。

けさは外に出られているかたも多く、「ご苦労さま」、「いつもありがとう」、「たいへんだよね」とあたたかく声をかけていただきました。こちらこそほんとうにありがとうございます。

午前中は「日本国憲法を守るいわき市共同センター」による市内いっせい宣伝日。小名浜ではいつものように、浜通り医療生協9条の会のみなさんとスーパー前で訴えました。

午後は党地区委員会と女性後援会が主催した「女性のつどい」。地区委員長が子どもの運動会のため、私が代表あいさつ。

宮川県議といわぶち友参院選挙区候補がお話し、医療・保育・教育、それに不当労働行為裁判の現場から報告と決意。合間にティータイムや歌声が入るつどいでした。

つどい後は、宣伝カーに友さんと乗り込み、小名浜地域で街頭宣伝。

宣伝カーの前で自転車を止めて聞いてくださるかた、携帯電話で写真を撮りながら聞いてくださるかた、「ら・ら・ミュー」前では駐車場やお店の店員のみなさんからの声援に励まされました。

三方から/市街地街宣/共通する気持ち

けさの街宣は、三方の車が合流するバイパス道路の出入り口に当たるところ。

それぞれからのドライバーのみなさんが手を振っていってくれたり、クラクション「声援」をおくってくれたりします。

高橋あき子市議と、平市街地の5か所の街頭から訴えました。スーパーの前では、駐車場内で聞いていただく姿が目立ちます。

街宣移動途中でお知り合い宅に寄ったり、街宣場所のご近所や事業所にごあいさつしたりしますが、民主党政権に対する批判が強い。

「公約破りはひどいが、カネの問題も自民党といっしょ、政治をどうしたいかよりも、選挙目当ての「公約バラマキ」じゃないか。金持ち優遇をなぜやめられない」と、みなさんの気持ちは共通しているように思います。

朝、自宅から20分/松田さん絵画展/期待を実感

木曜日朝の定時定点の街宣には、毎回、ご自宅から20分ぐらい歩いて来てくださる地元後援会員が旗を持ち、車で通勤するみなさんに声をかけてくれます。

すぐそばに私の中学同級生が勤める事業所があり、彼が出てきて写真を撮ってくれました。

きのうから開催されている「松田信三 絵画展」におじゃましました。来週の17日(月)まで、「ギャラリーアート光明(こうみょう)」(いわき市小島町1丁目4-2)が会場です。どうぞ、みなさんもお立ち寄りください。

平(たいら)地域のど真ん中といっていい地域の後援会員とご近所を訪問しました。顔を合わせるや、「どうしてあんなことになるの!」とおっしゃるかた。3年前の県議選の結果のことです。

民主党の公約破り、その姿勢がアメリカにものが言えない、財界言いなりの自民党とけっきょく変わらないことなど、話せば話すほど、マスコミが姿を示さない共産党への期待がふくらむことを実感します。