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政策・提言 >> 原発

「核のゴミ」をどこへためる?
 原子力発電所で核燃料を使えば、使用済核燃料(核のゴミ)ができます。核のゴミの中には、放射能が減るまで数千年以上かかるものも含まれます。この核のゴミの処理・処分方法ができていないことから、原発は「トイレなきマンション」といわれています。

 日本の政府はこのゴミに含まれるプルトニウムと残ったウランを取り出し、これをまた核燃料として使うことを方針としています(この方針はすでに破たんと言っていい状態です)。これを使った核のゴミはさらに始末に終えない危険なゴミになります。

 ともかくいま、原発の敷地(サイト)内に造られている核のゴミの保管施設が満杯に近づいています。満杯になると、もう核のゴミを出せなくなるので、原発の運転を止めなくてはなりません。

 そこで電力会社は、原発敷地外に「中間貯蔵施設」をつくって、そこに核のゴミを運び出そうとしています。最終施設ではないから中間施設だ、という理屈ですが、これはもう、私たちの子どもたち、子孫へツケを回すことにほかなりません。

 「垂れ流し防止ができないなら原発の運転中止がスジ!」「使用済核燃料はサイト内に安全かつ厳重に保管せよ!」、4月24・25日、和歌山県御坊(ごぼう)市で行なわれた原発問題住民運動の全国の交流集会でのこのスローガンを広く国民合意にする運動が必要だ。

                                           2004年4月29日 
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