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政策・提言 >> 原発

美浜原発・・・いまこそ原発は停止して、総点検を
 8月9日、福井県の関西電力美浜原発3号機で高温高圧の蒸気が噴出し、4人が死亡、7人が重軽傷を負う大事故が起きてしまいました。

 15日には相馬共同火力発電新地発電所2号機で類似の配管破損事故が発生。現場に作業員がいなかったためけが人はありませんでしたが、公表は2日後でした。

 関西電力は18日までに、点検せずに肉厚が管理されていない配管が、関電の原発11基中6基の11か所であることを明らかにし、管理のずさんさが浮き彫りになりました。

 私たち党県議2人は12日、「原発の安全性を求める福島県連絡会」「みんなで新しい県政をつくる会」のみなさんとともに、東電と県に対し、すべての原発を停止し、緊急の安全性の総点検の実施、減肉の可能性がある配管の徹底検査、安全性が確認されない炉の廃炉などを申し入れました。

 しかし両者とも、「美浜原発事故の原因が究明されてから」という態度で、総点検や徹底検査をただちに実施する姿勢はみじんも示しませんでした。

 東電にいたっては、老朽化した原発の安全確保の問題を、家屋や自家用車を引き合いに出して「原発も同じ」と言ってみたり、「不正事件後、社員のDNAは変わった」と言ってみたり。安全を託せる体質とはとても思えません。

 18日に東電は、国の求めに応じて、県内原発の「配管の減肉管理は適切に実施されている」と公表しました。稼動30年を越えた炉の廃炉の道筋も示さず、総点検もせず、徹底検査もせず、「安心と安全」の確保にはほど遠いといわなければなりません。

 県知事は、廃炉も視野に総点検する立場に立たなければ、県民の安心は得られません。

(2004年8月20日記)
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