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県議会奮戦記 >> 05年2月議会・「05年度予算案に反対討論」

05年度予算案に反対討論

 3月17日、05年度予算案に対する反対討論に立ちました。予算案は、30人程度学級の小中全学年への拡充を支援する経費など評価できるものがあるものの、見過ごすわけにはいかない重大な問題が含まれています。
 
 なによりも、社会的弱者といわれる障がい者や高齢者に対する冷たい仕打ちです。重度心身障がい者医療費補助事業から入院の食事にかかる費用をはずして、年間ベースで4億円、今年度は10月から実施することで2億円を浮かすというのです。

 また、1958年から県民の長寿をささやかに祝う敬老祝い金事業の廃止で、7000万円弱の節約です。昨年度は88歳で1万円、99歳で3万円、計6000人ほどを対象に約6600万円の支出でした。

 加えて県立高校授業料の値上げ。新一年生だけでも年間約6000万円の新たな負担です。

 その一方で、小名浜人工島やあぶくま高原道路(トラハイ)には、その緊急性も必要性も説明のないまま、残事業費約1000億円を使うべく、人工島には約4億円(事業費予定850億円に対し昨年度まで約180億円)、トラハイ(同じく1370億円に対し約990億円)に44億円の予算計上。

 さらに、首都機能移転事業に約2500万円も計上し、これで、ありもしない事業に94年度からの累計で8億2000万円のお金を費やすことになります。
 
 これらだけを見ても、県民の暮らし最優先の税金の使い方とはとてもいえません。

 この予算案には、私たち2人だけが反対し、残る54人の議員 (2人欠員) はすべて賛成しました。県民の声を県政へまっすぐ届ける議員をもっとふやさなければなりません。
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