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かけはし >>> 今年を転機の年に!

今年を転機の年に!
昨年のクリスマスイブ、福田内閣はとんでもないプレゼントを贈りつけてきました。

 消費税増税へ「橋渡し的位置づけ」(額賀財務相)の2008年度予算案です。

 昨年の参院選挙で国民からきびしい審判が下った「小泉構造改革」路線を露骨に引き継ぐものになっています。

 2006年7月、小泉内閣が決めた「骨太方針2006」は、07〜11年度の5年間で1.1兆円の社会保障費削減を明記。舛添厚労相自身が「(2007年度は)何とか切り抜けた」「限界に来ている」と言っているにもかかわらず、来年度もまた今年度同様、2,200億円の社会保障費削減強行です。

 医療費抑制政策の柱に位置づけている「後期高齢者医療制度」の今年4月実施を強行しようとすることもその一環です。

 その一方で軍事費は5兆円規模を堅持。在日米軍再編計画経費522億円(契約ベース)を盛り込むなど、アメリカの要求に基づくアメリカのための予算は惜しみません。在日米軍への「思いやり予算」も2,083億円を盛り込み、1978年度から始まった累計額は5兆3,700億円を超えます。

 さらにまた、大企業への減税の大盤振舞いは前提にされた予算です。

 自民・公明両党は、08年度税制「改正」でも、研究開発減税の拡充や減価償却制度の「見直し」など、いっそうの大企業減税を提起。証券優遇税制の一部温存・拡充など資産家減税も維持しようとしています。

 こんなさかさま政治は変えられる! 自民・公明が昨年の参院選で敗北後、社会保障費圧縮の手立てを次つぎと中止・手直しし始めたことはその証明です。

 浪費をなくし、ゆきすぎた大企業・大資産家減税と軍事費の「2つの聖域」にメスを入れれば、消費税増税なしで社会保障財源を生み出すことは十分可能です。75歳以上の高齢者を露骨に差別する「後期高齢者医療制度」も中止させましょう! 今年をさかさま政治を変える転機の年にしましょう!
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