かけはし　>>> 08年正月街宣

08年正月街宣

21世紀の8年目の年が明けました。 　昨年は、県議選を始めたいへんお世話になり、ありがとうございました。今年もまた、精一杯がんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 　昨年は、自民党と公明党による政治が行き詰まり、国民が主人公の新しい政治の方向が見えてきた年だったと思います。 　7月の参院選後、安倍政権が崩壊し、福田政権が生まれましたが、参議院で与党が過半数を割った新しい政治状況のもとで、インド洋から自衛隊を撤退させ、医療制度や障害者自立支援法の見直しの動き、薬害肝炎の患者救済、違法な労働者派遣事業の規制など、各方面で国民の運動が政治を動かしつつあります。 　県内に10基ある原発の問題を見ても、事業者は｢臨界｣という重大な事故を隠し続け、調査した活断層を過小評価し、安全でないものを｢安全だ｣と言い続け、これを見抜けない国の姿勢も大問題になりました。 　福田政権の支持率は、発足からわずかの間に急落しました。政治を変えてほしい、という願いが国民の間に渦まいています。 これまでの自民党政治が続けてきたやり方が通用しなくなり、それに変わる政治が正面からの主題になってきていると思います。 　今年は、これまでの政治を変える大きな転機の年にしようではありませんか。 　そのためにも、どの問題をとっても、自民党政治の基本路線をそのままにしては、根本的な解決は望めません。年間5兆円にも上る軍事費と、大企業減税を聖域にした社会保障削減路線をそのままにしようとする自民党政治のもと、消費税増税の策動が加速している事態を見ても明らかです。 　日本の政治の根本的に悪いところ、アメリカ言いなりと大企業本位を正す立場と勇気がなければ、国民の声にこたえることはできません。 　小泉・安倍政権の６年間で大企業・大金持ち減税は4兆3千億円、同じ期間に庶民へは5兆2千億円の負担増でした。 　消費税が導入されて私たちが吸い取られた消費税は19年間で188兆円、同じ期間に法人三税は、次つぎと大企業減税政策を続けてきたために、159兆円の減収です。 　こんなさかさま政治を転換しない限り、庶民への増税で財源をまかなう話にしかならないのです。 　軍事費を半分にするだけでも2兆５千億円、大企業への負担を元にもどすだけでも10兆円規模の財源がすぐにでも生まれるのです。 　今年は総選挙が確実視されています。9月にはいわき市議会議員選挙です。私は、日本と地方の行く先について、多くのみなさんと対話を広げ、新しい政治を切り開くため、いっそうの努力をつくす決意です。

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