かけはし　>>> 　「長生きするな」ということか

「長生きするな」ということか

来年4月から始まる75歳以上の「後期高齢者」だけを対象とした「後期高齢者医療制度」について、医療生協の班会や支部、ボランティアさんの集まり、長寿会、業者さんの集まりなどの勉強会で話をさせていただいています。 　「来年4月からこんな制度が始まるとは初めて聞いた」という声は必ず出されます。 　同時に、「長生きするな、ということじゃないか」、「75歳になったら早く死ね、ということか」、なかには「戦争中、赤紙一枚で死にそこなって生きながらえたが、つらい思いをさせられて死ななくてはならないのか」といった声まで出されました。 　男女の｢平均寿命｣を見れば、後期高齢者医療制度に加入させられると、単純な言いかたをしてしまうと、男性は4〜5年で亡くなってしまいますが、女性は11〜12年間は支えないとなりません。 　ともかく、社会に長らく貢献されてきた高齢者に対し、｢長生きしたくない｣などと思わせる政治は最悪です。｢不老長寿｣はむかしむかしからの人としてのあたりまえの願いであり、政治の最大の仕事です。 　 　その仕事を投げ捨てる政治に審判をくだすには、参議院選挙はそのチャンスです。 　そして、後期高齢者医療制度を、高齢者の生活や収入実態に見合った制度とさせるよう、署名などによる要望運動も進めます。 　勉強会には時間があるかぎり出かけるつもりです。 　なにしろ、ごいっしょに、ロマンのある社会をつくるために、力を合わせましょう！

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