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かけはし >>> 〈戦争絶滅受合(うけあい)法案〉

〈戦争絶滅受合(うけあい)法案〉
「戦争行為の開始後又は宣戦布告の効力の生じたる後、十時間以内に次の処置をとるべきこと。即ち下の各項に該当する者を最下級の兵卒として招集し、出来るだけ早くこれを最前線に送り、敵の砲火の下に実戦に従わしむべし。

一、 国家の元首。但し君主たると大統領たるとを問わず、尤も男子たること。

二、 国家の元首の男性の親族にして十六歳に達せる者。

三、 総理大臣、及び各国務大臣、並びに次官。

四、 国民によって選出されたる立法府の男性の代議士。但し戦争に反対の投票を為したる者は之を除く。

五、 キリスト教又は他の寺院の僧正、管長、その他の高僧にして公然戦争に反対せざりし者。

上記の有資格者は、戦争継続中、兵卒として招集さるべきものにして、本人の年齢、健康状態等を斟酌すべからず。但し健康状態に就ては招集後軍医の検査を受けしむべし。

 以上に加えて、上記の有資格者の妻、娘、姉妹等は、戦争継続中、看護婦又は使役婦として招集し、最も砲火に接近したる野戦病院に勤務せしむべし」

 この法案は、20世紀初め、デンマークの陸軍大将・フリッツ・フォルムという人が作りました。日本でも、長谷川如是閑(にょぜかん)が1929年に『我等』という雑誌の巻頭言で紹介していたそうです。

 きょう(2007年5月27日)、アートスペース・エリコーナの「村上勝美展」へ行くと、彫刻家の村上さんとお話しする機会があり、この法案が話題になりました。

 村上さんは、「この法案をインターネットなども通じて広げたい」と熱い口調でおっしゃっていました。

 彼とは、「政治の裏舞台」を知るお知り合いなどから聞いた、という話や、「芸術表現の本質」みたいな話まで、いろんな話を聞かせていただきました。

 日本はアメリカに「なかば従属」どころの話でなく、ダイレクトな属国であり、最初の州長が小泉純一郎だった…
 芸術は「自分を表現する」のではなく、様々の人との出会いで感じ取ったものを「自分を通して表現する」のだ…

 ところで、「戦争絶滅受合法案」について、私も遠くない過去に目にした記憶があるので、家にもどってあれこれさがしてみたら、『憲法が変わっても戦争にならないと思っている人のための本』(高橋哲哉・斎藤貴男編・著、日本評論社、06年7月初版)のなかで、高橋哲哉さんが紹介していました。

 「この法案の中身が、『戦争する国家』というものの構造を、軍人の目で非常に的確にとらえている」と解説してくれています。

 
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