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かけはし >>> アジアと世界で平和のルールを根づかせよう

アジアと世界で平和のルールを根づかせよう
きょうは、戦後61周年の終戦記念日です。

 この記念日にあたり、私は、日本軍国主義が推し進めた侵略戦争と植民地支配の犠牲となった内外のかたがたに対し、心からの哀悼の意を表します。

 さてすでに報じられているように、けさ、小泉首相は、靖国神社を参拝しました。昭和天皇がA級戦犯合祀に不快感を示して参拝をやめたことが明らかになった直後に、強行したわけです。

 行き詰まっている外交、とりわけアジア外交をさらに傷つけることは間違いありません。

 戦争でなくなったかたがたを私たちが追悼することは当然のことです。しかし、追悼の場として、靖国神社はもっともふさわしくない場であることは、いまや、広く知られた事実です。

 すなわち靖国神社は、日本の過去の戦争を、「自存自衛」の戦争であり、「アジア解放」の戦争であり、正しい戦争であった、と主張する政治運動体です。

 日本の戦争は正しかったから、戦争行為はたたえられるものであり、だからこそA級戦犯を神としてまつることが当然の神社なのです。

 その一方で、広島・長崎の原爆犠牲者、東京大空襲や沖縄戦で亡くなった犠牲者はまつられることはないのです。 

 そうした靖国神社を参拝することは、日本という国が、依然として過去の侵略戦争を正当化する立場を改める気はない、ということを内外に宣言することと同じです。

 小泉首相のこの立場を日本が続けることは、日本がアジアと世界から孤立する道を歩むだけです。

 いま、日本に求められているのは、過去の侵略戦争と植民地支配の過ちを真摯に反省し、靖国参拝への固執という誤った態度を改めることです。

 こうして、過去の過ちを認めようとしない態度を日本の首相があからさまにするもとで、憲法9条を改定してしまおうとする策動も重大です。

 9条改定の目的は、日本を軍隊が持てる国にすることにあるわけではありません。アメリカの先制攻撃戦略に追随し、日本を「海外で戦争をする国」に変えてしまうところにあります。

 いまこそ、侵略戦争と植民地支配の教訓と反省のうえにつくられた憲法を守りぬき、憲法9条を活かし、国連の平和のルールにのっとって世界とアジアの平和・友好に寄与する国づくりをみなさんと進めたいと思います。

 日本共産党は、戦前から「侵略戦争反対」「反戦・平和」を貫いてきた政党です。侵略戦争と植民地支配を正当化するあらゆるくわだてに断固として反対します。

 そして、憲法改定に反対し、憲法の平和・民主主義・人権の原則を守り抜き、アジアと世界で、国連の平和のルールを根づかせるため、みなさんとともに力をつくすことを誓いたいと思います。
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