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かけはし >>> 2005年 >>> 2005年4月15日記 県政・・・知事の「方向転換」

知事の「方向転換」
 「福島民報」4月13日の1面トップは「県、合併審 設置を撤回」と大見出し。リードでは「県は…今年度内に予定していた『市町村合併推進審議会』の設置を取りやめる方針を固めた。今年度の一般会計当初予算に関連費用を計上、県議会でも設置の考えを明らかにしていたが方向転換した」とあります。

 私は今年度予算案に反対する討論(3月17日)で、「予算案にはその経費が115万円弱計上されていますが、いわゆる今回の『平成の大合併』は、国にとって金のかからない地方制度づくり、そして財界にとっては『効率の悪い』地方の市町村を合併し、そこから財源を引き上げて都市に集中するねらいであることは明らか」と指摘し、「知事が、合併構想は策定しない立場を明確にすべき」と追及していました。

 2月議会の本会議で知事は、「審議会を設置し、さまざまな観点から意見を聞く」と答弁していましたから、私が反対討論したあとに「方向転換」したことになります。

 「福島民報」は、「一度当初予算に盛り込まれた県の事業が新年度早々取りやめになるのは異例のケース」としています。

 翌4月14日の「福島民友」は、自民党福島県連が「市町村合併推進を確認」し、「消極発言の知事と溝も」と報じています。

 住民の利益と住民の意思が大前提ですから、「合併推進」をかかげる自民党は、住民の意思との溝をますます深めることになります。
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