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かけはし >>> 2005年 >>> 2005年3月7日記 県政・・・現場の声を県の施策に

現場の声を県の施策に
県はいま、「地域リハビリテーション支援体制整備事業」を進めています。

 この事業は、地域で暮らす高齢者や障がいのある人びと、そしてその家族がその地域に住む人びととともに、いきいきと生活が送れるように、リハビリテーションにかかわる機関や人びとが協力し合っていこうというものです。

 これ自体は大切なことであり、絵に画いたモチにしないことが大事だと思います。

 そこで私は、いわき市で地域リハビリテーション広域支援センターに県指定を受けている民間病院で実情を聞いてきました。担当者からは、「民間病院が地域全体のネットワークづくりや情報収集・発信、研修会の企画・立案などを行なうのは無理があり、県や市町村が責任をもってほしい」という強い要望が出されました。

 私は12月の「ともに生きる福祉社会・地域医療対策特別委員会」でこの件を取り上げ、「たとえば保健所などに人を配置し、各病院間の連絡調整役をになうことが必要」と提案しました。

 県では現在、「支援センターと公的な機関との連携により業務を推進する必要がある。対策としては、保健福祉事務所(保健所)が連絡協議会の事務局機能を担うことなどが考えられる」との方向で、連携指針作成を進めています。

 地域に根づいたリハビリテーションネットワーク構築は、まだこれからの課題だと思いますが、現場の人たちの声を反映させていくために、これからも足を使っていきたいと思います。
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