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かけはし >>> 2005年 >>> 2005年3月24日記 議会・・・本会議での野次

本会議での野次
 来年度予算案を審議する2月議会には、予算案だけでなく、数多くの条例も提案されました。

 そのなかに、「国民保護法」に基づいて「県民等保護協議会」などを設置する条例案もありました。

 「国民保護法」は「武力攻撃事態対処法」に基づくもので、これが発動されるのは「武力攻撃事態等」を政府が認定したときです。

 「武力攻撃事態等」は武力攻撃があったときかというとそうではありません。政府自身が「我が国に対する本格的な侵略事態生起の可能性は低下している」(3月5日の「国民の保護に関する基本指針」案)といっています。

 可能性がもっとも高いのは、アメリカ軍が日本を足場に先制攻撃の戦争をしかける場合です。アメリカから攻撃されれば、アメリカ軍基地を数多くかかえる日本が攻撃される可能性が高まるのは当然です。これが「武力攻撃が予測される事態」で、「武力攻撃事態等」です。

 こうした場合のために、住民避難・交通規制、物資の保管・収用などの「県民等保護計画」を県が策定・諮問し、答申するのが協議会です。

 ところが、「武力攻撃事態法」では、内閣総理大臣が、県知事を飛び越えて直接執行するしくみが最初から作られています。

 予算上も地域防災推進事業として480万円あまりが計上されていますが、私は、知事の憲法認識を真っ向から踏みにじるこうした条例を制定してはならないと、強く反対しました。

 私の一般質問に対する知事の憲法認識答弁を引用して反対討論しましたが、自民党席からはたいへんな野次。憲法を尊重し、擁護する義務(憲法99条)を果たすつもりはかけらもないようです。「憲法違反」を平気でする議員を信用できるでしょうか。
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