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かけはし >>> 2004年 >>> 2004年11月12日記 社会保障(医療)・・・混合診療は「患者が希望し、納得のいく診療」のため? |
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混合診療は「患者が希望し、納得のいく診療」のため? |
小泉内閣のもとで、混合診療解禁へむけた検討が進められています。混合診療という言葉はあまり聞きませんが、保険診療と自由診療とを混合させて診療してもいいということです。自由診療というのは、保険がきかず、全額自己負担になる診療のことです。 日本の現在の医療は、医療保険による保険診療が原則です。つまり、国民皆保険のもと、医療保険で最適・最善の医療をすべて保障することが基本です。憲法25条2項が「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」と規定していることから、当然のことです。 ところがいまでさえ、保険診療だけでも3割負担、2割負担で、受診を控えざるをえないのが実態ではないでしょうか。「希望し、納得のいく診療」の範囲を広げても、自己負担して受けられる人は限られることは目に見えています。 問題は、この間の医療「改悪」の流れで混合診療解禁を見ると、保険診療の範囲を制限し、新たな治療方法などを保険に導入せず、自由診療部分を拡大しようとするねらいが見えてくることです。しかも医療は、患者と医療機関との信頼関係が大事なのに、窓口での医療費の支払いをめぐってトラブルが絶えなくなることも予想されます。 そうなると、混合診療は、保険で医療が受けづらくなるうえに患者の負担はふえ、医療機関の収入は不安定になり、なによりも「保険証1枚でよい医療を受ける」国民皆保険は骨抜きにされてしまいます。 健康と命をもっとも大切にする施策にお金を使うことが政治の第一の仕事であり、現在の憲法を活かすことこそに力を注ぐのが政治家の仕事だと私は思います。 |
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