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かけはし >>> 2004年 >>> 2004年7月17日記 九条・・・日本の憲法が「世界の宝」のわけ

日本の憲法が「世界の宝」のわけ
 小泉首相はイラクという戦場へ自衛隊を出した戦後初めての首相です。国際社会の要望があるから、という理由です。しかし私は、首相がいう「国際社会」は二重の意味ででたらめであり、国民をだますことになると思います。

 世界の多数はイラク戦争を支持していない

 ひとつは、国際社会はアメリカによるイラク戦争を支持していません。地球上には62億人の人口があり、国連加盟国191か国のなかで、戦争に賛成したのは49か国(25.7%)、人口にして約12億人(19.4%)。戦争反対あるいは不賛成の国は142か国(74.3%)、人口約50億人(80.6%)。圧倒的にイラク戦争反対・不賛成です。

 「武力行使・武力による威嚇」禁止が国際ルール

 もうひとつは、国際社会には、人類が到達した国連憲章というルールがあることです。国連憲章は、各国が武力を持つことや、外国から攻撃を受けたときの自衛の戦争を禁止してはいませんが、もっとも基本的な精神は、紛争の平和的解決です。そのために、武力行使・武力による威嚇を原則禁止していることです。だから国際社会の圧倒的多数は、イラク戦争に反対・不賛成です。

 小泉首相にとってはアメリカが「国際社会」なのでしょうが、これを国民の意識に押しつけることは許されません。

 「核の時代」を予測した日本国憲法

 私が日本人にとってさらに重要だと思うことがあります。

 国連憲章が署名されたのは1945年6月です。日本の憲法が公布されたのは1946年11月です。その間には1945年8月6日の広島、8月9日の長崎での原爆投下があります。国連憲章制定のときに世界は、「核の時代」を予測できませんでした。原爆後の日本の憲法は、国連憲章が禁止した「武力行使・武力による威嚇」の根源である「武力そのもの」を禁止したのです。

 二度の世界大戦を体験した人類が到達した国際ルールをさらに一歩進めたのが日本国憲法です。だからこそ、「日本国憲法第9条」は「世界の宝」として評価されているのだと私は思います。

 自民党・公明党も、民主党もこの9条に手をつけようとしています。このことは日本国を愛せない証拠だと私は思います。
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