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かけはし >>> 2004年 >>> 2004年5月4日記 憲法・・・憲法を活かす参院選挙に

憲法を活かす参院選挙に
改憲の目的は海外派兵国家

 今年の5月は、第二次世界大戦後初めて、自衛隊が海外戦闘地域へ派兵されたもとで迎えました。また自民党、民主党、公明党が「いまの憲法は時代に合わない」とそれぞれが改憲を主張するもとで迎えました。

 私はまず、改憲の目的が、自衛隊をいつでも海外へ送り出せることであることをおさえておかないといけないと思います。海外派兵も集団的自衛権も憲法上の疑いをもたれない憲法にすることが目的です。

 その目的を隠して、新しい権利が書かれていないから改憲だ、という政党もあります。しかし、環境権にせよ、プライバシー権にせよ、知る権利にせよ、新しい権利はすべていまの憲法から導けます。というか、いまの憲法は世代を超え、未来へ開かれた「未完のプロジェクト」であって、前文に書かれた「人類普遍の原理」をより豊かにすることこそ憲法自身が期待していることです(たとえば奥平康弘著『いかそう日本国憲法』岩波ジュニア新書、1994年)。
 
権力の横暴を許さないのが憲法

 憲法の大切な役割は、時の権力の勝手気ままな横暴を抑えるところにあります。自衛隊という名の軍隊を、「戦力は、これを保持しない」と宣言した憲法のもとで生み出し、今やアメリカの軍隊とともに海外に展開できる立派な戦力に意識的に育て上げたのが、私たちの国の政府です。自然にこうなってきた「現実」ではないのです。

 自分たちが作った現実のうえに、さらに自分たちがしたいように憲法を変えたい、これでは憲法の役割の否定です。

 こうした「既成事実」に屈服してはなりません。

 「国家の基本法である憲法は、国家権力の暴走を戒める縄のようなもので、国民が改正を望むならまだしも、権力側にある者が、縄を解いてくれというのは、うさん臭いと思わなければなりません」(ジェームス三木、『きたがわてつCDブックス 日本国憲法前文と第九条』、2004年)。

 世界に誇れる平和の宝を変える必要はまったくありません。この憲法を生きいきと活かすために、7月の参議院議員選挙では、日本共産党へのご支持を心からお願いします。

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