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かけはし >>> 2003年 >>> 2003年11月30日記 改憲・・・改憲の条件

改憲の条件
憲法を変えるには二つの条件があります(憲法第96条)。

@ 衆参両院でそれぞれの議員の3分の2以上の同意で改憲の発議をすること

A その改憲案について国民投票による過半数の同意を得ること

 改憲は、国民投票をしてできなかった、という結果になれば、政権は崩壊、発議に加わった議員は次の議席の保障はない、という高い可能性をもち、きわめて危険な「かけ」です。世論誘導を含めて徹底して慎重にことを進め、国民投票で「勝てる」確信を得てから実施に踏み切ることになると思います。

 「国民投票法」はまだありませんが、現在の国会内の力関係では、その成立は難しくはありません。

 問題は@です。最大の焦点は9条を変え、自衛隊を憲法上の組織として認め、海外へ派兵できるようにすることです。いまのところ、3分の2の議員が同意できる「9条改憲」草案そのものはありません。

 できれば「9条改憲」の正面突破をしたいが、それがかなわなければ、まずは「環境権」や「プライバシー権」といった彼ら自身がないがしろにしてきた権利を憲法に書き込むための改憲をまず実施し、そのあとに9条を変える手段がとられるかもしれません。あるいは、96条から国民投票の要件をなくす改憲をする、という手段もあります。

 あす、あさってにでも改憲されてしまう、といった非科学的な危機感は無用ですが、しかし、憲法を活かそうとする私たちの具体的な努力(憲法12条がいう「国民の不断の努力」)の発揮がいまこそ必要なときです。

 その努力と、改憲のための執念が今まさにぶつかっている時です。

 私は、武器によって人を殺す覚悟をもつ若者を育てるよりも、武器によって血を流すことのない世界を作る勇気と覚悟をもつ若者を育てる日本にすることが大事だと思います。憲法を活かす日本社会にすることです。
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