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かけはし >>> 2003年 >>> 2003年10月24日記 原発・・・原発現場作業者からの告発

原発現場作業者からの告発
 原発の作業に従事されているという方から情報提供が10月6日に電話であった、と県が10日後の10月16日に発表しました。

 その内容は、「現場でひびが発見されることなどがあっても東京電力に知らせない」「各種点検で作業マニュアルどおりにされていない」「作業後の放射性廃棄物の区別等も東京電力が監督していないところではきちんと行っていない」「高い被ばくが予想される作業では、線量計を外し、高い数値がでないようにしている」ことなどがあった、というものです。

 「東京電力ではこれらの事実関係は把握していない。東京電力社員または第三者機関にきちんと現場作業の監理をおこなわせるべき」との意見も付せられています。

 これが事実なら、作業現場では、「まったく危険はない」ことが前提になっているどころか、「危険なことはその兆候も東電には知らせない」ことがあたりまえになっている、と言っても過言ではありません。

 老朽化がますます進む原子炉内の作業がこういう状況では、県民の不信はますます募るばかりではないでしょうか。

 現場作業を請け負う下請企業を含め、小さな事故やミス情報を共有し、未然に事故を防ぐための「インシデント報告制度」がシステムとして整備されることが求められます。
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